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進行性脊髄軟化症

犬の進行性脊髄軟化症は、早期診断および治療が不可能であり、非常に致命率が高い難治性疾患である。

 
進行性脊髄軟化症の脊髄病理組織をみると脊髄内に多数の空砲化ができ、脱髄がおこっていることがわかる。
 
古い書物やそれらを引用した書物を見ると進行性脊髄軟化症は椎間板ヘルニアの治療が遅れると続発するかのように描かれていることがあるが。。。
犬の椎間板ヘルニアを治療せずにおいて進行性脊髄軟化症がおこるわけではない。現に2011年8月13日現在、PubMedで検索しても椎間板ヘルニア神経学的グレード1~3に保存療法をおこなっても進行性脊髄軟化症に移行したという報告は1例も存在しない。
椎間板ヘルニアハンセンⅠ型での変性髄核が脊柱管内に飛び出してきた(逸脱)衝撃力や脊髄梗塞などが原因となると考えられる。
すなわち、椎間板ヘルニアハンセン1型を伴う進行性脊髄軟化症は、椎間板ヘルニアが発症した時点で進行性脊髄軟化症も同時に発症していると考えられる。ただし、医学的に進行性脊髄軟化症の発症機序、病態解析がいまだ不明であり、科学的に発症および進行のメカニズムの詳細は明らかにされていない。

犬の椎間板ヘルニアの手術はもとより、神経外科、整形外科を得意とする獣医師。MRIやCTなどの最新の医療機器を導入。神奈川県伊勢原市にある動物病院「愛甲石田動物病院」。